(地球物理学専攻MLからの転載 2020/4/3松澤先生)
●パーソナルミーティングIDを活用した質問受付
zoomを契約するとしても,ホスト数は講義等に必要な分だけだろうと思います.
一方,無料でも一対一なら時間無制限,3人以上でも40分まで(4/30までは無制
限)で自由に使えます.無料の場合,ミーティングIDを固定できないのかと思っ
たのですが,パーソナルミーティングIDは1個だけ,各アカウントに割り当てら
れることがわかりました.また,zoomはミーティング参加にパスワード設定がで
きます.
https://zoom-tatsujin.com/zoompmi/
したがって,教員全員が無料アカウントを取得して,そのパーソナルミーティン
グIDとパスワードとオフィスアワー(質問受付時間)を受講生に伝えて,その時
間帯だけそこに「入室」して,学生からの質問を待つ,ということが考えられま
す.
zoomの無料会議に大勢が参加すると5月以降は最大40分までとなりますが,逆に
言えば,どうせ出張も無くなったので,皆さん,毎日40分くらいは空けられると
思うので,そこを質問受付用に確保すれば良いと思います.
さらに,単に連続で40分まで,というだけなので,1部と2部,という形で分け
れば,あわせて80分というのも可能であろうと思います.
むしろ,これがきっかけで,学生と教員の距離が近づいて,学生が質問しやすい
環境が整うのでは,と期待しています.
なお,Hangouts meetであれば,会議IDはいくらでも取得できますし,有効期限
はありませんから,それを利用する手もあります.ただし,パスワードが無いの
で,イタズラが出てきたら,別のIDに変更する,ということで対応することにな
ります.
#転載時付記
#zoomアカウントは4月末日までac.jp, ed.jpドメインのIDに対し、3名以上の参加者であっても時間制限なく使用可能です。
●ブレークアウトルームを活用したグループ学習
zoomでは「分科会」が実施できる「ブレークアウトルーム」が使えるようです.
https://zoom-shukyaku.com/zoom-%e3%83%96%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%82%af%e3%82%a2%e3%82%a6%e3%83%88%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%a0-%e4%bd%bf%e3%81%84%e6%96%b9-%e5%9c%a8%e5%ae%85%e3%83%af%e3%83%bc%e3%82%af/
これを使えば,講義の途中で,参加者間で「グループ学習」が簡単に実現できそ
うです.
たとえば,実験のガイダンスをWewb講義で行った後,各グループでのテーマの選
定の検討まではオンラインでできそうに思います.
また,演習についても,グループ学習方式に切り替えることで,落ちこぼれを少
しでも減らせるかもしれません.
Hangouts meet にはこの機能はありませんが,会議IDを各グループに与えること
はできるはずですから,同様のことはできるはずです.
●チャットを利用した質問受付
Web講義は,その場では質問がしにくいかもしれません.zoomもHangouts meetも
チャット機能がありますので,講義の途中で質問があれば,どんどんチャットに
書きこむことを奨励するのが良いと思います.
教員側もそのチャットをときどき確認して,随時,質問に答えていけば,他の学
生の理解の深化にも役立つと思います.